価格調査のツール選び
競合の価格を継続的に調べたいとき、手作業・汎用スクレイピング・調査会社・価格モニタリング専用の4つから何を選ぶか。向き不向きを、判断できる形で並べます。
結論から。 見る対象が 30件以下で、月に1回なら手作業で足ります。 毎日見たい、出どころを説明できる形で残したい、為替をまたぐ ――このどれかが要るなら、専用の道具のほうが安く済みます。
以下は、選ぶときに実際に効く違いだけを並べたものです。
4つの選択肢
1. 手作業(表計算に貼る)
初期費用ゼロ。30件を月1回までなら、これが最も速い。
破綻するのは、件数ではなく頻度です。毎日30件を見ると月900回のコピーになり、そこから先は「見落とし」と「貼り間違い」が主な誤差になります。
2. 汎用のスクレイピングツール
取得そのものは安い。取得と、信じてよい数字にすることの間に距離があります。
- 同じ商品が2つの表記で並ぶと、別物として数えられます
- 桁区切りや通貨記号の揺れで、価格が欠けることがあります
- 取得に失敗したページと、掲載が消えたページの区別が付きません
3つとも、実行時は成功に見えます。合計値も不自然になりません。
3. 調査会社に頼む
人が見るので、判断の要る対象に強い。単発の意思決定に向きます。
継続には向きません ―― 同じ精度を毎日は買えず、更新のたびに費用が立ちます。
4. 価格モニタリングの専用サービス(KANSOKU はここ)
毎日・継続・出どころの記録が要るときに向きます。単発の調査には過剰です。
選び方(この順で判断できます)
- 頻度は? 月1回までなら 1。毎日なら 4
- 件数は? 30件までなら 1 でも回る。数百件なら 2 か 4
- 数字を人に見せるか? 見せるなら、出どころが残る 4
- 判断が要るか? 「この値付けは妥当か」を人に聞きたいなら 3
KANSOKU が向かない場合
正直に書きます。次のどれかに当たるなら、他を選んでください。
- 一度きりの調査 ―― 継続の仕組みに払う意味がありません
- ログインの内側にある価格 ―― 取得しません(認証は越えません)
- robots.txt で拒否しているサイト ―― 尊重するので、対象になりません
- リアルタイム(分単位)の追随 ―― 掃引は1日1回です
KANSOKU で具体的にできること
- 公開されている販売ページを、毎日決まった時刻に読む
- 掲載が消えたことを記録する ―― 公開情報で売れたことに最も近い信号
- 税別に揃えてから国をまたいで比べる(税込と税別を引き算しない)
- 為替は、レートとその公表日ごと記録する
- 取得できなかった情報源を「取得できなかった」と残す ―― 空欄にしない
- CSV と API で取り出す
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